ランニングに関係しそうな書籍のレビュー第2回目です。「ラニングに関する」という縛りを入れてしまった時点で無理があることに気づきました(汗)。今回までは皆さんのランニングスキル向上に役立つかもしれませんが、次回のブックレビューから、どうランニングに関係するか想像力との闘いになりそうです。
で、第2回目は
タイトル: 成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール
原題: Practice Perfect 42 Rules for Getting Better at Getting Better
著者: PDoug Lemov, Erica Woolway, Kate Yezzi
です。
どんな本?
アメリカで教師を教える教師が、教育分野で培った「人に何かを伝え上達を促す方法」を医療・スポーツ・ビジネスあらゆる分野で実践できる形
“上達する為の練習方法を設計し、改善する42のルール”にまとめた本です。
前半は練習の設計方法(内容、取り組み方、手本の使い方、フォードバックの仕方)について書かれていました。前半は必読です! 後半は組織としてどのように練習を取り入れていくか。練習をいかに設計し、本番で成果を出していくかが書かれていました。巻末には指導するときのテクニックの解説があったりしましたが、孤独なランナーには無縁なので、読み飛ばしました(笑)。仕事で組織を率いる方や、誰かを指導する立場にある方には有用かと思います。
何が分かった?
自分に置き換えていくつかルールを抜粋すると・・
“最大の価値を生む20パーセントに集中して取り組む”
->ランでいうと、構成要素はフォーム・スピード・スタミナなどがあると思います。効果が大きいのはフォームですね。他のルールにあるように、間違った練習を積むのでなく「正しい練習」を積み重ねることが肝心なので、「正しいフォームを習得」まずこれですね。トレーナさん募集です。
“スキルを分離して個別に練習する”
->本文にあったサッカーやバスケットとちがって、長距離走のプレーを細かく分けるのは難しいですが、フォームは分解して分析できると思います。上半身、下半身、脚の運びに腕の振り、骨盤の向きなどは ポイントとして上げれそうです。
他にも
“実戦練習ではなく反復練習でこそ上達する”
->レースばかり出てても上達はしないってことですね。最近のレースカレンダーを見て反省。
私の心に一番響いたのは・・
“練習で完璧(Perfect)になるのではなく、練習で永遠(Permanent)になる”
練習によって、身体に・記憶に刻み込むことにより、自分の動き・テクニックになるというのは、心に響きました。ランに限らず日々の仕事でもやっていきたいです。
練習によって、身体に・記憶に刻み込むことにより、自分の動き・テクニックになるというのは、心に響きました。ランに限らず日々の仕事でもやっていきたいです。
どんな人にオススメ?
よく「練習はウソをつかない」とか「本番では練習以上の事はできない」と言いますが、この本はそれを裏付けるように、練習が基本がいかに大事かを教えてくれました。
私自身、「本番に弱い」、「とっさの対応ができない」、「極度に緊張してしまう」と文字通り全然ダメ人間です。そんな人間でもこの本の言うように練習を上手く設計し、練習を重ねることによって、練習に近い本番が可能ということが分かりました。 ランニングも仕事も日々練習ですね!!
ランニングのフォーム改善するのにプロの指導が受けたくなりました。どなたか情報待ってます。 でわ 。